いにしえの伊勢別館
秋田耕司様所蔵資料 ~武州 高尾山・多摩御陵~
伊勢郷土史研究家でHP「伊勢探訪記」を執筆なさっている秋田耕司様より、戦前の絵はがき帳を頂きました。その中から「武州 高尾山・多摩御陵」をご紹介します。「武州」とは武蔵国のことです。高尾山・多摩御陵とも4年11月8日のスタンプが捺されています。「多摩御陵」は、昭和2(1927)年に大正天皇の御陵が造営された際に称された呼称です。よって「4年」とは「昭和4(1929)年」のことです。なお、昭和天皇陵が造営された後は「武蔵野陵墓地」と称されています。
表面および原寸は「武州高尾山」と「武州多摩御陵」は同一ですので発行者は同じだと考えられます。たとうがありませんので、両者が別々に販売されていたかどうかは不明です。
武州高尾山
左:表面 原寸:長辺14㎝×短辺9㎝
(裏面)
中:登山口
右:山頂ヨリ浅川町ヲ望ム