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交通機関

神都線 社名の変遷4  東邦電力

 伊勢を走っていた市電は、明治36(1903)年の開通から昭和36(1961)年の廃止時までに、「宮川電気」「伊勢電気鉄道」(近鉄の前身の「伊勢電気鉄道」とは別会社)「三重合同電気」「合同電気」「東邦電力」「神都交通」「三重交通」と会社名が変わっています。


東邦電力
 昭和12(1937)年3月、合同電気株式会社は中京地区に基盤を置く東邦電力の傘下に入りました。そして、昭和14(1939)年8月に東邦電力の鉄道部門の経営権を神都交通に譲渡しました。


お伊勢詣りと朝熊岳
左:表面  右:裏面  原寸縦18.9㎝×横26.9㎝
印刷:山田石版印刷工場



 同じパンフレットの表紙ですが、昭和12年6月7日のスタンプが捺されています。よって、このパンフレットは東邦電力発足直後に作製されたものだと考えられます。
 朝熊山山上には「東邦直営テント村」の記述があります。これは、朝熊登山鉄道によって大正15(1926)年に開設されたものです。その後、三重合同電気・合同電気・東邦電力に引き継がれたと考えられます。



お伊勢参りと朝熊岳
左:表面  右:裏面  原寸縦9.5㎝×横25.9㎝


戦捷の春は朝熊へ!!
原寸縦13㎝×横26.2㎝
 戦時色の見られるチラシです。


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