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交通機関

神都線 社名の変遷3  合同電気

 伊勢を走っていた市電は、明治36(1903)年の開通から昭和36(1961)年の廃止時までに、「宮川電気」「伊勢電気鉄道」(近鉄の前身の「伊勢電気鉄道」とは別会社)「三重合同電気」「合同電気」「東邦電力」「神都交通」「三重交通」と会社名が変わっています。


合同電気株式会社
 昭和5(1930年2月に三重合同電気株式会社は合同電気株式会社に名称が変更されました。そして、昭和12(1937)年3月、合同電気株式会社は中京地区に基盤を置く東邦電力の傘下に入りました。

 まずは、合同電気が発行したパンフレット集を紹介します。たとうの中に「合同電車沿線御案内」「お伊勢まゐり 合同電車」「伊勢参宮と朝熊岳! 合同電車」「朝熊岳遊覧の栞 合同電気株式会社」の4枚のチラシが入っていました。

たとう
広げた状態 原寸:縦25.6㎝×横24.7


合同電車沿線御案内
たとう
 左:表面  右:裏面  原寸縦19.9㎝×横23.5㎝

鳥瞰図 左:表面  右:裏面  原寸縦17.6㎝×横38.8㎝

 吉田初三郎の鳥瞰図です。


お伊勢まゐり 合同電車
左:表面  右:裏面  原寸縦9.9㎝×横26.2㎝



伊勢参宮と朝熊岳! 合同電車

左:表面  右:裏面  原寸縦12.9㎝×横38.5㎝



朝熊岳遊覧の栞 合同電気株式会社
左:表面  右:裏面  原寸縦15.8㎝×横30㎝

 裏面は楠部から平岩の平坦線と平岩から朝熊岳のケーブ線の時刻表です。これによると、楠部から朝熊岳まで27分で結んでいました。(平岩の乗り換え時間は4分)

 その他のパンフレットを紹介します。合同電気時代のパンフレットはネットオークションでもよく見かけますので比較的入手がしやすいです。

伊勢参り合同電車沿線御案内
左:表面  右:裏面  原寸縦18.8㎝×横26.8㎝

 これも吉田初三郎の鳥瞰図です。裏面の奥付には「昭和10年9月20日発行」とあります。


伊勢参宮名所案内 合同電気株式会社運輸事務所

左:表面  右:裏面  原寸縦13.2㎝×横38.5㎝




伊勢参宮名所案内 合同電気株式会社
左:表面  右:裏面  原寸縦12.9㎝×横38.3㎝



合同電車沿線御案内 合同電気株式会社
左:表面  右:裏面  原寸縦13㎝×横39㎝



東洋一朝熊ケーブルカー 合同電気株式会社
左:表面  右:裏面  原寸縦13㎝×横18.6㎝


お伊勢参りと名勝遊覧に最も便利な合同電車
両者とも吉田初三郎の絵です
左:表面に「合同電気株式会社津支社」「大阪中安製版印行」とあります。
  原寸縦9㎝×横14.2㎝
右:表面に「京都祇園・観光者印行」とあります。
昭和12(1937)年1月1日に津から安濃郡河内村に出された実逓便です。
  原寸縦9.1㎝×横14㎝


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