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神宮 御木曳

大正時代の御木曳の概要

 第58回式年遷宮の御木曳は大正11・12・15年に行われました。

第1次(大正11年4月~5月)
御木曳初式 4月
12日
内宮領八郷曳
4月
13日
旧外宮領五本曳
一般奉曵 ☆旧内宮領 各団2日間かけて11本奉曳
5月
20日
甲組
一番館町浦田町、二番二見町江、三番四郷村、四番大湊町
21日 乙組
一番今在家町、中之切町、二番二見町三津、三番同町溝口、四番同町山田原、五番濱郷村二軒茶屋、六番桜木町、七番中之町、八番古市町、九番久世戸町。
22日 甲組
館町、浦田町、江、四郷村、松下、大湊町
23日 乙組
今在家町、中之切町、三津、溝口、山田原、二軒茶屋、久世戸町、古市、中之町、桜木町
☆旧外宮領 各団3日間かけて、奉曳車1台につき7本奉曳
5月
20日 
甲組
一番辻久留町、二番尾上町、三番河田町、四番京町、五番小川町、六番中島街、七番黒瀬中崎、八番倭町、九番小柳町、十番神社港、十一番宮川町、十二番岡本町、十三番本町、十四番常盤町、十五番船江町、十六番八日市場町、十七番竹ヶ鼻町、十八番馬瀬、十九番下野、二十番小木、二十一番王中島、二十二番高向、二十三番新開、二十四番上長屋、二十五番下長屋、二十六番高向向山、二十七番下中之郷町
21日 乙組
一番前山、二番豊川町、三番曾禰町、四番黒瀬、五番田尻、六番通、七番一色、八番一之木町、九番今一色、十番西、十一番荘、十二番宮後町、十三番宮後町辻切、十四番吹上町、十五番岩淵町、十六番河崎町南側、十七番河崎町南、十八番河崎町、十九番大湊町、二十番勢田、二十一番一志久保町、二十二番旭藤里、二十三番河崎世古、二十四番大世古町、二十五番川端、二十六番二俣町、二十七番浦口町
22日 甲組
一番馬瀬、二番下野、三番小木、四番竹ヶ鼻、五番神社港、六番尾上町、七番下之郷町、八番辻久留町、九番八日市場町、十番岡本町、十一番船江町、十二番常磐町、十三番新開、十四番向山、十五番王中島、十六番上長屋、十七下長屋、十八番高向、十九番中崎、二十番宮川町、二十一番倭町、二十二番小柳、二十三番京町、二十四番中島町、二十五番小川町、二十六番河田町、二十七番本町
23日 乙組
一番前山、二番岩淵、三番河崎世古、四番曽禰、五番通六番田尻、七番黒瀬、八番今一色、九番川端
24日 乙組
十番大湊町、十一番吹上町、十二番二俣町、十三番浦口町、十四番旭・藤里町、十五番豊川町、十六番今一色、十七番庄(筆者注・荘の誤植か?)十八番西、十九番宮後辻切、二十番宮後町、二十一番一之木町、二十二番一志久保町、二十三番大世古町、二十四番河崎南側、二十五番河崎南町、二十六番河崎町、二十七番勢田、二十八番小川町子供団
25日 甲組
一番中崎、二番神社港、三番辻久留町、四番尾上町、五番下野、六番小木、七番竹ヶ鼻、八番馬瀬、九番小柳、十番下之郷町、十一番常盤町、十二番宮川町、十三番八日市場町、十四番京町、十五番中島町、十六番小川町、十七番河田町、十八番船江町、十九番岡本町、二十番倭町、二十一番向山、二十二番上長屋、二十三番下長屋、二十四番王中島、二十五番新開、二十六番高向、二十七番本町
26日 乙組
一番前山、二番二俣町、三番岩淵町、四番川端、五番黒瀬、六番今一色、七番田尻、八番通、九番西、十番庄(筆者注・荘の誤植か?)、十一番豊川町、十二番旭・藤里、十三番一之木町、十四番勢田、十五番吹上町、十六番一志久保町、十七番浦口町、十八番大世古町、十九番河崎世古、二十番河崎南側、二十一番河崎町、二十二番河崎南町、二十三番宮後辻切、二十四番宮後町、二十五番曾禰町、二十六番中島町
上せ車
余興
河崎町
「勢獅子」の山車。道唄に合せて青年および子供の踊り
岡本町
「勢獅子」「橋弁慶」「紅葉狩」の山車
岩渕町
「新田義貞太刀流し」「小野道風」の山車 
一志久保町
「小野道風」「鬼一法眼」の活人画
曾禰町
「杜若」「業平東下り」「足柄山」の山車、花車廻転
下中之郷町
「高砂」「千本桜吉野山の場」「桜井駅楠公父子訣別の場」の活人画山車・青年中老連道囃子
帰り車
余興
河崎町
「勢獅子」の山車。青年および子供の踊り
浦口町
「牡丹景清」「常磐御前」「橋弁慶」の山車。青年連道囃子
二俣町
「鴬宿梅」の山車
中島町
「名古屋山三鞘当」の山車。町芸妓の道囃子
小川町
「八幡太郎」「暗闘」の山車。青年連の道囃子
御木曳終了式 27日 主催:郡市連合奉曵団  場所:宮川貯木場付近
市長主催祝宴 28日 場所:千秋楼
第2次(大正12年4月~5月)
☆内宮領 久邇宮邦彦王殿下御一家が5月5日に神宮参拝の予定であり、甲組・乙組の奉曳団が連合して盛んな奉曳を台覧に供したいと希望しました。そこで、5月4日から開始の予定を1日繰り下げ5日から行われました。
一般奉曵 5月 5日 一番 館浦田江。二番大湊。三番四郷。四番今在家中之切、三津、溝口、二軒茶屋。五番古市、桜木、中之町、久世戸。六番楠部、松下。
    6日 甲組
一番浦田町、二番二見町江、三番大湊町、四番四郷村 
    9日 乙組 
一番今在家町・中之切町、二番三津、三番溝口、四番山田原、五番二軒茶屋、六番桜木町、七番中之町、八番古市町、九番久世戸町、十番楠部町、十一番松下
10日 甲組 館町以下
11日 乙組 今在家以下
御木曳終了式 20日 場所:如雪園
☆外宮領一般奉曵 4月
14日
郡部甲組 
一番前山、二番荘、三番大湊、四番通、五番今一色、六番、一色、七番黒瀬中崎、八番黒瀬、九番西、十番田尻
15日 市部甲組
一番一之木、二番小柳町、三番船江、四番宮川町、五番中之郷町、六番辻久留町、七番出雲町、八番小川町、九番京町、十番中島町、十一番本町、十二番大世古町、十三番豊川町、十四番旭藤里、十五番一志久保、十六番倭町
16日 郡部乙組 
一番下野、二番下長屋、三番上長屋、四番神社、五番大中島、六番新開、七番高向、八番竹ヶ鼻、九番小木、十番馬瀬、十一番向山、十二番川端
17日 市部乙組 
一番浦口、二番常磐
18日 市部乙組 
三番岩淵、四番宮後、五番宮後辻切、六番二俣、七番岡本、八番河崎、九番河崎南側、十番河崎南、十一番勢田、十二番尾上、十三番曾禰、十四番河崎世古、十五番吹上、十六番八日市場
19日 郡部甲組 
一番前山、二番中崎、三番今一色、四番西、五番通、六番一色、七番大湊、八番田尻、九番黒瀬、十番荘
20日 市郡甲組 
一番一之木、二番小柳、三番京町、四番小川町、五番出雲町、六番中島、七番船江、八番本町、九番旭藤里、十番豊川、十一番辻久留、十二番倭町、十三番一志久保、十四番宮川、十五番大世古、十六番下中之郷
23日 郡部乙組 
一番上長屋、二番大中島、三番高向、四番竹ヶ鼻、五番神社、六番馬瀬、七番川端、八番小木、九番向山、十番新開、十一番下野、十二番下長屋
24日 市部乙組 
一番河崎世古、二番二俣、三番吹上、四番浦口、五番八日市場、六番尾上、七番宮後辻切、八番宮後、九番常磐、十番河崎南、十一番河崎南側、十二番河崎、十三番勢田 他に小川町小供連、辻久留子供連
26日 市部乙組 
一番岡本、二番曾禰、三番岩淵、四番一之木、五番小柳、六番宮川、七番辻久留
27日 郡部甲乙合同 
一番前山、二番黒瀬中崎、三番下野、四番川端、五番竹ヶ鼻、六番上長屋、七番高向、八番小木、九番向山、十番馬瀬、十一番下長屋、十二番神社、十三番王中島、十四番新開)
30日 市部甲組 
一番船江、二番小川町、三番京町、四番出雲町、五番中島、六番大世古、七番一志久保、八番倭町、九番本町、十番下之郷町、十一番豊川、十二番旭・藤里
5月 1日 市部乙組 
一番浦口、二番岩淵、三番二俣、四番河崎世古、五番曾禰、六番岡本、七番河崎、八番河崎南、九番河崎南側、十番勢田、十一番吹上、十二番八日市場、十三番常磐、十四番尾上、十五番宮後、十六番宮後辻切、十七番中島(~川浚へ)
御木曳終了式    2日 場所:宮川貯木町
第3次(大正15年5月)
3次奉曳は貴重材(御棟持柱・千木・御扉木など)の奉曳で、前回の明治36・7年にならって、行われました。
☆内宮領(川曳)
浜参宮 4月
23日
木上げ 5月 3日 大湊より楠部まで五十鈴川を溯江
本曳    5日 楠部より内宮工作場
一番 四郷奉曳団(度会郡四郷村)
    中村、楠部、一宇田、朝熊、鹿海
二番 宇治奉曳団(宇治山田市)
    館町、今在家町、中之切町、浦田町
三番 二見奉曳団(度会郡二見町)
    江、松下、三津、山田原、溝口
四番 長峯奉曳団(宇治山田市)
    桜木町、中之町、古市町、久世戸町
奉曳修了式    6日 場所:内宮工作場
☆外宮領(陸曳)
浜参宮 各団ごとに実施
上せ車 各本曳の前夜 各町から中島表まで
慶光院曳 5月 3日 豊浜村磯奉曳団の単独奉曳。(内宮御扉木並に御棟柱)
宮川鉄橋下から木上げをし、宮川町で木曳車に積み上げ、宮川町並木を迂回して中島町に至リ、表通を通って四日市銀行角から北御門に出で、神苑前から御幸通を経て、内宮工作場に曳入れる。
本曳 下川貯木場から木上げをし、中島表で木曳車に積み上げ、国道筋を浦口、常磐、八日市場表を通過し、宮後町の四日市銀行角から外宮北御門に曳込み外宮工作場へ至る。
   7日 一番(本殿御棟持柱)  中島町小川町  
二番(本殿千木)    宮本村前山
三番(本殿御扉木)   本町
四番(本殿御柱)    一志久保町
五番(土宮御棟持柱)  中島町中島
六番(同上)      中島町京町
七番(本殿御柱)    中島町出雲
八番(本殿千木)    岩渕町
九番(本殿御柱)    河崎町
十番(本殿千木)    辻久留町
   8日 一番(本殿御棟持柱)  大湊町
二番(本殿千木)    一志久保町
三番(風宮御棟持柱)  河崎町
四番(月読宮御棟持柱) 八日市場
五番(本殿御柱)    岩渕町
六番(同上)      豊川町
七番(本殿千木)    宮本村旭、藤里
八番(多賀宮御棟持柱)本町
奉曳終了式  9日 場所:外宮工作場
大湊町奉曳団単独奉曵 10日 (内宮御扉木並二御棟柱)
大湊から五十鈴川を溯江して、浦田町電車停留所附近に陸上げをし、同所で木曳車に積み、内宮工作場に曳き入れる。

〔参考文献〕
河原松聲『大正十八年度神宮式年御造営御用材奉曳誌』
            大正12年12月 清水庫造
造神宮司庁『大正十八年度神宮式年御造営材奉曳概要』
            大正15年5月 造神宮使庁
文化庁文化財保護部
『無形の民俗文化財 記録 第21集 伊勢のお木曳き行事・白石持ち行事』
               昭和50年12月 文化庁文化財保護部


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