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内宮界隈 施設・商店

岩戸屋

 内宮宇治橋前に岩戸屋さんがあります。岩戸屋さんといえば「お多福印」を連想しますが、これは天鈿女命で、天岩戸の伝説にちなみ屋号を「岩戸屋」となさったそうです。
 明治45(1912)年現在の情報が記載された『宇治山田商工名人録』には「菓子・黒米おこし商 牧戸淺吉」とありますが、「岩戸屋」の商号は記載されていません。また、昭和2(1927)年10月に発行された『南勢商工名人録』には、「生姜糖 (中略) 七四四〔電話番号〕 牧戸淺吉」とあり、本文には商号の記入がありませんが、巻末の広告には「伊勢内宮前 生姜糖製造元 岩戸屋本店 電話七四四番」とあります。

岩戸屋案内1
左:裏面 原寸:長辺38.3㎝×短辺12.9㎝  右:表面


岩戸屋案内2
左:裏面 原寸:長辺38.3㎝×短辺13.1㎝  右:表面


岩戸屋案内3
左:裏面 原寸:長辺38.2㎝×短辺13㎝  右:表面


岩戸屋案内4
左:裏面 原寸:長辺38.1㎝×短辺17.2㎝  右:表面

 図の表面地図中に「岩戸屋本店」「岩戸屋支店」「岩戸屋売店」の注記には差はあります。しかし、裏面には三店とも書かれています。また、参宮急行が宇治山田駅まで描かれており、現宮町駅が外宮前駅と記載されていますので、昭和6(1931)年から8(1933)年の間に発行されたものだと考えられます。


岩戸屋写真帳(一部)
表紙原寸:長辺19.4㎝×短辺13.3㎝

こちらをクリックすると全ページのPDFファイルが開きます。
 はしがき(PDFファイルをご覧ください)に昭和12(1937)年3月の記載があります。


令和3年3月29日撮影

 右は岩戸屋さん近くの五十鈴川河畔から宇治橋方面を撮影したものです。

 岩戸屋さん物産店の写真です、左は内宮側から北に向かって、右は南側から内宮方面に向かって撮影したものです。


岩戸屋販売促進葉書等1
 たとう付きで一括して入手したものです。
たとう 右:表面 原寸長辺14.5㎝×短辺10.5㎝  右:裏面
 裏面の地図には本店しか図示されていませんので、岩戸屋発足まもない頃に発行されたものだと考えられます。

生姜糖引換券 左:表面 原寸長辺9㎝×短辺6.9㎝ 右:裏面

お得意様へお願い 広げた状態
左:表面 原寸長辺17.8㎝×短辺14.6㎝ 右:裏面
 表面の切手は大正2(1913)年から昭和12(1937)年までに発行された田沢切手です。よってその間に作成されたものだと考えられます。

広告付葉書
左:表面 原寸長辺14.2㎝×短辺9㎝ 中:広告朱色 右:広告紫色

 広告付き葉書は、たとうに朱色が5枚、紫色が3枚入っており全てに切手が貼付されています。


食堂新設案内


 岩戸屋食堂の新設案内です。表面には6年2月27日の消印が捺してあります。

岩戸屋販売促進葉書等2
左:たとう 表面 原寸:長辺16.5㎝×短辺10.8㎝  中:裏面
右:優待券 原寸:長辺8.7㎝×短辺110.8㎝


広告付葉書
左:表面  原寸:長辺13.9㎝×短辺9㎝  右:裏面


 表面に貼付されている切手は、昭和25(1950)年から27(1952)年の間に発行されたものです。また、葉書の料金が5円だったのは昭和26(1951)年から昭和41(1966)年です。よってこの間に発行されたものだと考えられます。


〔参考文献〕
田中甚太郎 『宇治山田商工名人録』 神都興信所 大正元年 p.3
田中甚太郎 『南勢商工名人録』   勢陽新報社 昭和2年 p.56
秋田耕司  『復刻明治41年版宇治山田市電話番号簿』 NFC技研 
                  令和2年 p.17~18、p.35~36
岩戸屋本店宣伝部『岩戸屋写真帳』  昭和12年
日本郵便切手商協同組合 『日本切手カタログ 2021』
            日本郵便切手商協同組合 令和2年

〔参考HP〕
岩戸屋さんHP   最終アクセス:令和3年3月12日
ウィキペディア 「第二種郵便物」
          最終アクセス:令和4年1月10日



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