宮川~外宮界隈 旅館
油屋支店
歌舞伎・文楽『伊勢音頭恋寝刃』の舞台となる油屋は、山田駅(現伊勢市駅)前に支店がありました。
左:伊勢山田停車場前 原寸縦9㎝×横14㎝ 発行者・印刷所不明
中:伊勢山田停車場前油屋支店 原寸縦9.1㎝×横14㎝
発行:油屋 印刷所:絵画研究会
右:山田駅前油支店及び食堂 本店
中・右はいずれも油屋の発行した絵葉書集の絵葉書の一部です。左は表面の罫線が1/3の所にありますので大正7年以前、中は罫線が1/2の所にありますので大正7年以降の撮影だと考えられます。右は一階部分が改装されていますので中よりも新しいものだと思われます。
『伊勢古市考』によると、油屋支店は戦後すぐに売却されました。
平成18年12月23日撮影
アングルとしては少し前過ぎです。伊勢市駅前広場南端の辺りから建物が建っていました。東進予備校の右側の塀は、ジャスコを取り壊した跡です。しばらくこのような状態で放置されていました。
〔参考文献〕
野村可通 『伊勢古市考』 昭和46年7月 三重県郷土資料刊行会 p.143
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