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野島商店

野島商店「伊勢参宮の栞」
原寸:縦12.2㎝×横35.5㎝
発行所:東京日本名所図会社

 昭和7(1932)年3月に野島商店が発行した「伊勢参宮の栞」です。野島商店は、山田駅前左側3軒目高千穂館と中村館の間にありました。栞によると第一営業所野島本店の他、第二営業所野島分店(宇仁館売店兼営)がありました。
 表面には野島商店の他、山田駅前の「小川売店」・内宮前の「二光堂・同分店」「風宮商店」「中村商店」の名が書かれていますので、何らかの関連があったと考えられます。
 戦後、昭和37(1962)年山田駅前(油屋支店の辺り)に伊勢オカダヤが開店しました。そして、隣の野島商店とオカダヤの話し合いが進み、野島・オカダヤ合同ビルの建設が決まり、昭和41(1966)年4月に「伊勢オカダヤ百貨店」が開店しました。4階にはグリル野島がありました。


〔参考文献〕
伊勢市『伊勢市史 第五巻 現代編』p.440

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