宮川~外宮界隈 施設・商店
山田駅(現:伊勢市駅)
山田駅は、明治30(1897)年11月参宮鉄道の山田駅として開業し、明治40(1907)年10月に国有化されました。伊勢参りの玄関口として利用されてきた駅です。昭和34(1959)年に伊勢市駅に改称されました。
以下、戦前の絵葉書を紹介します。
二代目(?)駅舎
左 原寸縦9.1㎝×横14㎝ 発行所不明
中 原寸縦9㎝×横14㎝ MTSUMOTO発行
右 原寸縦9.1㎝×横14.1㎝ 発行所不明
右写真中心の看板には「大阪毎日新聞」の看板が見えます。
三代目駅舎
左 原寸縦9.1㎝×横14㎝ 発行所不明
中 原寸縦9㎝×横14㎝ MTSUMOTO発行
右 原寸縦9.1㎝×横14.1㎝ 発行所不明
右写真の駅の向かい側の宇仁館が三階楼になっていますのでスタンプは昭和13年のものです。駅の正面に向かって右側には二・三等乗客用の待合室が有り、左側には貴賓室がありました。20年の空襲で焼失ました。(『写真集 明治 大正 昭和 伊勢 二見 小俣』)この画像では判然としませんが、中央奥には「三重セメント」の看板が見られます。
上右写真と同じアングルのもの。
原寸原寸縦9.1㎝×横14㎝ 発行所不明
拡大すると「三重セメント」の文字を見ることができます。
平成の伊勢市駅周辺
左 平成17(2005)年12月31日撮影
中・右 平成18(2006)年3月21日撮影
伊勢市駅前も整備され、綺麗になりました。右写真「ナリス」の看板の出ているビルが三交百貨店だった建物です。現在は、三交インが建っています。
〔参考文献〕
写真集伊勢編集委員会編
『写真集 明治 大正 昭和 伊勢 二見 小俣』
昭和61年8月 国書刊行会 p.40
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